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●コレステロールってなに?
コレステロールは脂質の一種で、なにかと嫌われてばかりですが、細胞膜を維持するという大切な役割を持っており、人間が生きていく上で欠かせない栄養でもあります。細胞膜の材料となる他にもホルモンや、食べ物の消化吸収を助ける胆汁の材料としても使われています。
●善玉(HDL)と悪玉(LDL)
コレステロールには、善玉(HDL)と悪玉(LDL)と呼ばれるコレステロールがあります。正確にはHDLやLDLは、コレステロールそのものではなく、コレステロールを運ぶ容器です。脂質の一種であるコレステロールは血液に溶けないため、リポタンパクという容器に入れられて血液中を移動するのです。それぞれの容器に入れられたコレステロールがHDLコレステロール、LDLコレステロールと呼ばれています。
一般的に善玉と呼ばれるHDLは、血液中に余っているコレステロールを回収して肝臓に運ぶ役割をしています。不要なものを回収してくれるわけですから善玉と呼ばれています。もう一方のLDLは、全身にコレステロールを運ぶ役割をしています。しかし、LDLが増えすぎると血液中にコレステロールが余ってしまいます。この余ったコレステロールが酸化して変性し、血管壁に入り込んで動脈硬化の原因となってしまうことがあるので悪玉と呼ばれています。
もちろん、HDLもLDLも人間の体になくてはならないものですが、そのバランスが大切なのです。最近の血液検査では、総コレステロール、HDLコレステロール、LDLコレステロールの3つの値が検査される場合が多いようです。総コレステロール値も大切ですが、HDL・LDLそれぞれの値のバランスにも注目してみてくださいね。
●体内で作られるコレステロール
コレステロールの20〜30%は食品から、70〜80%は体内で合成されています。体内で合成されるコレステロールは、糖質や脂質が分解されたものを材料にして肝臓で作られます。
もともと、人の体には食品から摂取するコレステロールの量が多かった場合、体内で合成されるコレステロール量を調整してコレステロールの増加を抑える機能があります。しかし、この機能には個人差があったり、加齢とともに低下していくこともあります。コレステロールの高い人は、コレステロールを多く含んだ食品を控えるとともに、体内で合成されるための材料となる糖質や脂質も控えるようにしなければなりません。
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