農園から食卓まで
 あじす葡萄の森は、「新しい食文化の発信地」として平成13年4月にオープンした。コンセプトを「農園から食卓までのストーリーづくり」とし、地元でとれた新鮮な野菜をプロのコックがおいしい料理にかえて提供している。「地産地消」や「スローフード」という言葉をよく聞くようになった。地元の農産物をもっと見直してみよう、地元で育った食べ物を地元の人間が食べようという運動である。仲村社長は「『地消』するステージがあってこそ農産物を作っていける。その「消費する場」がこのレストランなんだよ」と言われた。

 「来てもらって、緑の空間でおいしいものを食べて癒されてほしい。」と社長が言うように、店内には葡萄のつるがのびていて、秋には葡萄がたわわに実る。また、開放感あふれるガラス張りの室内は景色もいい。四季を感じることのできる落ち着いた雰囲気のある空間だ。


レストランの入り口
右には「森のパン屋さん」


「今、エミューの卵を孵化させて
増やそうと計画してるんですよ」と
リポーター山崎さんと対談する仲村社長


ボリュームたっぷり野菜たっぷりの
「きらめき会席膳」にどれから食べようか
迷っちゃいます!
●外食産業モデル店
 その葡萄の森が「外食産業モデル店」となったのは平成15年8月20日。「見つめて!やまぐち農産物愛用推進委員会」と1年かけて外食産業のモデル店づくりから一緒になって取り組んだ。そして「もっと身近に楽しく山口県の農産物を消費者の方に味わってもらいたい」という思いから「きらめき会席膳」が誕生した。フレンチを和風っぽく、といえばいいだろうか。
「ボリュームあるでしょう?いろんな料理を食べてほしいという願いから、どんどん増えていっちゃったんですよね」と料理長の上田さんは言う。「新鮮な野菜をいかにみずみずしいうちに提供できるか、それにこだわっています。いろんな人に食べてほしいから、和・洋・中にはこだわらず作っていますね。」
「地元の野菜はみずみずしくて甘みやハリがある。私の力で野菜のもつおいしさを引き出してお客さんに伝えていきたい。ホントにねぇ、料理を作っていてもツヤがあるんですよ。そういうところも是非見てほしいですね」と言われた。


上田料理長
「目で舌で楽しんでください!」

 自家農園で補えない野菜は料理長さん自らが近くの朝市に出向き調達している。それは・・・。
「私はふれあいを大切にしたいんですよ」
作っている人に「この野菜はおいしかったので、もっと作ってください」など声をかけたり、生産者も食べに来てくれたり・・・。このつながりがおいしい心のこもった料理になっていくんですよ、と料理長さんは言われた。「農業と地域を活性化しようと思ったら、地元のものを大事にしなければ!」・・・その仲村社長の基本的姿勢は社員全員に伝わっているんだなぁ、と感じた。
 最後に料理長さん、「料理法で同じ素材でも味が違ってくるんですよ。それぞれの顔・味がある。それを考えながら食べてみてほしいですね。季節それぞれの野菜を使ったメニューを考えているので何回こられても楽しめると思いますよ!」とPR。こういった季節に対するこだわりがきらめき会席膳の魅力だろう。
あじす葡萄の森



●あじす葡萄の森(農業生産法人 あじす高原ファーム有限会社)
山口県吉敷郡阿知須町2423番地127
電話:0836-66-2100
http://budonomori.jp/
 レストランのほかにイベントホール、農園、梅林、動物ふれあい広場などがある。ぶどう狩り、芋ほりなど、農園の収穫時にはイベントも多数。また、ここでできた小麦を葡萄の天然酵母を使ってパンを作っている「森のパン屋」もあり、家族連れも一日楽しめる。


★きらめき会席膳★

5000円・3500円・2000円(昼のみ)のコースがあり、昼・夜とも予約が必要です。(前日の昼まで)

1月のコース(3500円)
・梅白にごりワイン
・できたて豆腐梅肉ソースかけ
・前菜盛り合わせ
・地物野菜と牛すじの炊きスープ
・ほたてのポワレ小野菜添え
・蕪ととれたて魚の白ワイン蒸しグラタン
・山口阿知須牛のヒレステーキ
・ヤーコンのサラダ
・もずく雑炊
・バニラアイスクリーム 温かい山口イチゴのソースで
・石釜パン(ヤーコン)
・コーヒーorハーブティ


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