徳佐のりんご
まさに徳佐のりんごは適地適作!!

伊藤 正さんご夫妻
阿東町徳佐鍋倉
●収穫時期
 収穫は9月上旬、津軽という品種から始まります。私のところではつがる、新世界、アカギ、王林、ジョナ、ふじといった品種を生産しており、品種によって収穫時期がずれるので、11月下旬まで休む暇なく収穫は続きます。11月上旬頃、蜜が入り始めてふじという品種が最も美味しくなります。
 傷のあるりんごはジュースやジャムに加工して「アグリランドとくさ」に出荷しています。このように地域一丸となってより多くの消費者の方々に徳佐のりんごを知ってもらえるよう努めています。
●1玉1玉を大切に・・・。
 りんご作りで一番たいへんなのは袋がけでしょう。袋がけは蛾や蝉、蜂といった虫が果汁を吸いにこないように、また病気にならないようにするために行いますが、同時に帽子の代わりもしているのです。りんごは急激に太陽に当たるといけないので日焼け防止の働きもしています。袋は品種によってそれぞれ違っていて、例えば「ふじ」という品種は中側が赤、外側が白といった二重の袋を用います。第1回目に外側の白い袋を取り、その2、3日後に中側の赤い袋を取っていきます。こうして手間ひまをかけることで質の良いりんごができます。また色付きを良くするため、袋を取った後はシルバーシートという銀色の紙を土上に敷いて太陽の反射光を利用したり、どのりんごにも満遍なく光が入るように木の剪定は忠実に行っています。
●徳佐がりんごの産地として有名な理由
 実は徳佐は山口県で一番最初にりんごを作り始めた所なんですよ!友清隆男さんという防府の方が、終戦後朝鮮から引上げてこられ、現地でりんご栽培をされていました。りんご栽培に適した地形を探されて、選ばれたのが徳佐というわけです。りんごはやはりその当時から東北地方が産地として有名でした。山口県では気候が合わなくてなかなか上手くいかなかったのですが、友清さんが東北地方に出向かれては技術を習得され、徳佐に広めて下さったおかげで、今こうして立派なりんごが収穫できるようになりました。
●「アグリランドとくさ」の紹介
 平成2年にできたJA山口中央のお店です。地元でとれたりんごや米、みそ等を中心として、周辺地域のお土産品も数多く販売しています。このお店の名前「アグリランドとくさ」の「アグリ」は、英語のアグリカルチャー(農業)からきています。今では農業に関わる所ではよく見かける言葉となりましたが、県内で一番最初に「アグリ」という言葉を使ったお店はここなんですよ。美味しい「りんごパイ」やちょっと珍しい「柚子まんじゅう」などもあり、よく冷えた1杯100円で飲めるりんごの生ジュースが大好評です。

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