●お米はごちそうだった!?
日本で稲作が始まったのは、縄文時代からだと考えられています。むかしは、お米がたいへんなごちそうだったので、神にそなえ、おいわいごとの時にだけ食べたといわれます。むかしのお米は、今のような白いお米ではなく「赤米(あかまい)」でした。今でも結婚式などおいわいのときにふるまわれるお赤飯(せきはん)は、むかしの風習のなごりではないでしょうか。
このようにお米が日本全国で栽培されてきた理由は、日本の気候が稲作にむいていたことと、保存がきくということが、お米が日本の主食として定着した大きな理由です。
●日本のお米と世界のお米
現在、世界で栽培されているお米は、ジャポニカ米(日本型)とインディカ米(インド型)に分けられます。ジャポニカ米は私たちがいつも食べているお米で、日本以外では中国の一部と朝鮮半島(ちょうせんはんとう)、アメリカなどで栽培されています。インディカ米はインドを中心に中国、インドネシアなどアジア各国で主食として食べられています。ジャポニカ米を好んだ日本ではお米に味つけをせず、ごはんとおかずをわけて食べる文化が生まれました。またインディカ米を食べる地域では、お米がパサパサしているので、そのまま食べずにカレーとあわせたり、いためたりと味つけをして食べることが多いようです。
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